大久野島
訪問日:2006/08/17
廃墟と自然の旅、2件目も離島。
ここには戦時中毒ガスを製造していた関連の施設がいくつか残っており、
のどかな島の風景にそぐわない、異質な存在感を放ち続けている。
この日は台風が近づいており、朝の船で渡ったのはいいが午後には欠航という話が出ていた。
帰れなくなってはマズイので、あわてて自転車を借り、大急ぎで島を回ることになった。
港からスグのところにある、発電所跡。
窓すらも覆い尽くしてしまいそうな、盛大なツタの浸食っぷりが見もの。
中はうってかわって静かな空間が広がる。
発電所を思わせる残留物は何もない。
残ったのは廃墟と、悲しい歴史だけ。
ムードぶちこわしのラクガキ。
アクセスのしやすさは、時にこういった弊害を生む。